家族性高コレステロール血症の新治療薬レパーサとプラルエントの効果

高コレステロール血症とは、コレステロールや中性脂肪等の血液中の脂質が多すぎる病気のことを言います。

悪玉コレステロールや中性脂肪が高くなる「脂質異常症」は、食生活や運動などの生活習慣によるものも多く、その場合、生活を改善することで数値が戻ります。

しかし、生活になんら問題なくても数値が高い人がいます。これが家族性高コレステロール血症です。家族性とは、もともとの体質、遺伝が関係しています。

日本動脈硬化学会の診断基準による「家族性高コレステロール血症(FH)」の基準

①悪玉コレステロールが180ミリグラム以上
②2等身以内に家族性高コレステロール血症や心筋梗塞になった人がいる
③アキレス腱が盛り上がる、目の周り、ひじ、ひざに黄色いしこりがある

日本では、200人~500人に1人、約25万人~60万万人の患者がいると言われています。

放っておくと動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高くなるので、継続的な治療が必要となります。

私は、血液検査の結果悪玉コレステロール値と中性脂肪値が高く、LH比も高い状態でした。

食事にも気を付け、毎日8000歩歩き、体脂肪も23%と理想の生活を送っているにも関わらず、数値は一向に下がらず、家族性高コレステロール血症と診断されました。

現在は、高脂血症の薬「リピトール」と「DHA・EPAサプリメント」で正常値を保っています。

リピトールとDHA・EPAのサプリメントを飲む前は、LH比が3.9と高めでしたが、現在はLH比も1.7と落ち着いています。

やはり、家族性の場合は、生活習慣を改めるだけでは改善されず、薬やサプリメントは必要だと痛感しました。

悪玉コレステロールが増える原因

脂質異常の人は、肝臓でのコレステロール合成を抑えることができず、体内に悪玉コレステロールがどんどん増えてしまいます。

肝臓でのコレステロール合成を抑え悪玉コレステロールを作らないようにするのが、高脂血症の薬です。

高脂血症の薬には、スタチン系の薬剤(クレストール、リバロ、リピトール、バイコール、ローコール、リボバス、メバロチン、メバコール等)が効果があるとされています。

私は、これらの薬が効く様で数値が改善されましたが、服用しても全く効果を得られない人がいます。

今まで、効果が不十分な場合は、血液中のコレステロールを取り除く「アフェレンス」と治療が行われてきました。

「アフェレンス」は人工透析のように、腕から血液を取り出し、キレイに浄化した後、再び体内に戻す治療法です。1週間から2週間に1回行い、治療直後は数値が大幅に改善されます。

しかし、この治療は、治療後のだるさや倦怠感が酷く、患者さんによっては苦しい治療でした。

2016年新薬レパーサ、プラルエントが開発

そんな中、何をやってもダメだった家族性高コレステロール血症の方に、大幅な改善が見込める注射薬レパーサ、プラルエントが開発され発売されました。

スタチン系薬剤の服用と共に、2週間に1回注射することで、悪玉コレステロールを6割~7割程下げることが期待できます。

レパーサ、プラルエント

今まで服用だけでは下げきれず、アフェレシス(血液分離)を行っていた人も、この注射のおかげで改善されているそうです。

もし、家族性高コレステロール血症で悪玉コレステロールの数値が高く、薬を服用してもあまり効果が見られない方は、一度担当医に相談してみても良いですね。

参考資料:
日本動脈硬化学会 http://www.j-athero.org/specialist/fh_s.html
難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/entry/226
アステラ製薬 https://www.astellas.com/jp/corporate/news/detail/post-241.html
夕刊 読売新聞 2016年9月14日号

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